〜BLEACH!!〜
第二十話

激しい轟音、割れる砲弾。俺らは空中に浮いていた
「ど・・・どうなってんだこりゃ!?なんとかシールドを抜けたはいいけど・・・なんで俺たち地面に落ちねえんだ!?」
確かにそうだ。シールドを抜けたら普通は落ちる
「離れるなっ!今はシールドにぶつかった砲弾が溶けて一時的に儂等に絡み付いておるだけじゃ!!」
じゃあ結局落ちるんだ

「時期に渦を巻き破裂して消滅する!そのときに離れておったら衝撃でみなバラバラに飛ばされる・・・」
そう言った途端に渦を巻き始めた
「・・・な・・・っ」
「・・・始まったぞ!!」

結構早いな・・・みんなまだバラバラだぞ?大丈夫か?
「う・・・おおォォッ!?くそがァ!!飛ばされてたまるかよッ!!」
空中で泳ぐなバカ
「おわーッ!?」
なにも今一護のほうへいかなくったって・・・

「よけろテメー!!」
「こっちくんなー!!」
こんなときまで何やってんだ
「何をしてるんだ君達は!?」

「それぞれ近くにいる奴を掴め!!絶対に離れるなよ!!」
一護と岩鷲、織姫とチャドがそれぞれ組んだ
「肩を借りるぞ!」
「夜一さん!」

夜一様は一護
「石田っ!!」
まだ誰とも組んでいない石田にチャドが手を伸ばす
だが掴めない
「・・・わ・・・ッ」

そのまま遠ざかる石田
「・・・く・・・!」
突然織姫をほおり投げて石田の方へチャドが飛んだ
「茶渡くん!?」
そのまま石田を掴んで織姫の方へ投げた

その行為はチャドが一人で瀞霊廷へ落ちるということを意味する
「さ・・・」
「茶渡くん!!」
一番にチャドが瀞霊廷へと落ちていった
「チャ・・・チャド!!」
「案ずるな!奴なら必ず生き延びる!!それよりも!下で奴を捜したくばまずは自分達の無事を考えろ!!」

「くそ・・・ッ!」
そのまま、まだ誰とも組んでいない・・・俺の方を見た
!何やってんだ!早くこっちに来い!!」
そういって手を伸ばしてくる
「俺にかまうな!」

その手を弾く
また距離が開いた
「俺のことは気にするな!自分の身を心配しろ!!」
「・・・何言ってんだ!チャドみたいに落ちちまうんだぞ!?」

そりゃこのままなら一人だけで落ちる
「気にすんな!こっちの地理は俺が一番精しい、お前らのことならすぐに探せる。それに目的は同じだ、必ず会える」

「なら一緒に行けばいいじゃねえか!!何でお前だけで行かなきゃなんねえんだよ!!」
「俺は一人でも大丈夫って事だ!お前はみんなを護れ、俺の事なんかより最も危険なお前らのことを考えろ」
護廷十三隊に所属している俺はこの中でもっとも安全だ。一番危険なのは旅禍の一護たち
「んなもんはいいんだよ!ここに来た全員が無事じゃなきゃルキアを助け出しても意味ねえんだ!お前だけ安全だろうがなんだろうがみんなで一緒に助け出すんだ!!!」

それは・・・心配してるって言うのか?
「どっちにしろ下で会おう。多分すぐに会える・・・じゃあな、死ぬなよ」
みんなのもとを離れて下に向かう
!!」
ちゃん!!」

一護たちの声が遠ざかる
そのまま下へと向かうとスピードが上がり始めた
地上が近くなる
下には誰もいない

このまま落ちれば・・・死ぬかも
とりあえず手を下に向ける
「君臨者よ!血肉の仮面・万象・羽ばたき・人の名を冠すものよ!真理と節制・罪知らぬ夢の壁に僅かに爪を立てよ!破道の三十三!蒼火墜!!!」
手から炎が出る

上空で勢いが無くなる
「よっと」
一回転して地面に着地した

空を見上げると一護達が離れ離れになっている
「四つに分かれたか・・・さて、これからどうするか。とりあえず詰所に行かないと何もわかんねからな・・・」
ルキアの居場所はどこかわからない
処刑の日取りもわからない以上まずは詰所にいって情報を集めるしか・・・

「な・・・何だよ!?」
「バカヤロてめっさがってろ!!」
なんか聞いたことある声が聞こえたような・・・
上を見ると四つに分かれたうちの一つがこっちに向かってきた

「・・・ちッ!」
五歩ほど飛びのく
恐らく俺のいる所へ落ちてくる
「砂になあれ!!!石波!!!」

ズドォン!!

予想通り、俺のいたところへピンポイントで落ちた
でももう少し静かに着地してほしいな
少し経つと着地地点から人が出てきた
「ぶっはーっ!!」

やっぱり一護と岩鷲だった
「ふう・・・お・・・お前の妙な術のおかげでたすかったぜ・・・」
「げほげほげほげほげほげほ!」
いつまでむせてんだ

「サンキューなガン・・・」
「げほげほげほげほげごっ!!おえっ!!」
まだやってるよ
「自分の術でいつまでむせてんだ!」
「おうっ!?」

何ですぐに人のこと蹴るかなこいつは
「てめえっ!命の恩人にケリくれるたあいい度胸だコラ!」
「今のはケリじゃなくてツッコミだッ!現代風の「ありがとう」だッ!!」
何吹き込んでんだ

「なにぃ!?そうなのか!?」
お前もそこで信じるか
「何あほな事言ってんだよお前らは。少しは静かにしろ」
自分達以外の声を聞いてビックリしたらしい。会話が止った

「・・・誰だ?」
俺の姿をきちんと認識できていないようだ。敵と間違えてる
「誰だは酷いなぁ。せっかく他の死神に見つからないように忠告してあげたのに」
「・・・!!」
やっとわかったか

「ほら、会えただろ?」
「まあな。でも井上たちは・・・?」
それより・・・誰かいる
「話は後だ。一護、岩鷲、気をつけろ・・・誰かいる」

結構強いな・・・誰かまではわからないけど三席・四席あたりか・・・?
「いよッホォ!!ツイてるゥ!!」
そういうと二人屋根の上から降りてきた
「配置につくのがメンドウだったから隅っこの方でサボってたら目の前にお手柄が落ちてきやがった!」
お手柄って俺たちのことか

「ツイてるツイてる!今日の俺はツイてるぜっ♪そしててめーはツイてねえ」
「あ?」
「ついついっ♪つつつい♪つつつい♪ついっ♪てるーん!!!」
うるさいなぁ・・・

しばらくの沈黙
「な・・・何してんだてめーら!?せっかく俺が「ツキツキの舞」を踊りながらてめーらがそこから這い出てくんの待ってやろうとしてんのに!何余裕こいて見とれてんだコラ!人の厚意がわかんねえ連中だなオイ!」
これって厚意なのか?
「な・・・なんだコイツ・・・?」

「敵だろ?」
「・・・おい」
岩鷲が声をかけてくる
「何だよ?」

「何だよじゃねえよ!スキ見てとっとと逃げるぞ!」
やっぱり逃げるのか
「に・・・ッ逃げるだァ!?この状況で何言って・・・」
「バカ言え!わかんねえのか!?こいつ等の霊力・・・そこらのザコ死神のもんじゃねえぞ!!」
そりゃそうだろ

「なァーにゴチャゴチャやってんだァ!?まァ好きなだけモタモタとモメるがいいさ」
お、案外親切だな
「どれだけモタモタしてもテメーらがツイてねえことには変わりがねえ!」
そういうことか

「・・・でもあんまりモタモタしてると他の連中に気付かれて手柄横取りされちゃうよ?」
別の一人が口を挿む
「あン?・・・そういやそうだな。よォし!それじゃ制限時間を設けよう!俺がもう一踊りする間に・・・」
「とにかく俺は逃げるからな!戦いたきゃテメーらだけでやれ!!」

岩鷲が一人で駆け出す
「あっ!おい岩鷲!!」
一人で行動すんなって
「何だ?仲間割れか?」

「・・・みたいなもんだ」
いや、完璧仲間割れでしょ
「・・・ちッ、手間かけさせんなよ。弓親!」
「わかってる」

弓親と呼ばれた方が追いかけていった
「一護、出てこいよ。そんな所じゃ戦いにくいだろ?」
「今出るところだ」
岩鷲が見えなくなるころにようやく這い上がってきた

「よォ。訊くが・・・どうしてオメーらは逃げなかった?あのヤローは俺等の力が自分より上と見て逃げたんだろ?」
「それがどうした」
「俺はあっちの方が正しい判断だと思うがな」
本当にそう思うか

「あんたの力が俺より上なら逃げることに意味はねえ、絶対追いつかれるからな」
ごもっともな意見
「けどあんたの力が俺より下なら倒して進みゃアそれで済む。そう思っただけだ」
「成程・・・どうやらバカじゃないらしい」
いいや、バカだ

「そっちのあんたはどうなんだ?こいつについて歩いてるだけってわけじゃないだろう?」
「当たり前だ。俺が理由もなしにこんなところにいるものか。お前は俺より下だとわかっているから残っただけだ」
「強気なこと言うな、あんたもバカじゃなさそうだ」

そう言うと俺らに斬りかかってきた
だがこれぐらいのスピード、かわせないわけはない
今度は一護が斬りかかっていく
しかし相手の方も鞘で一護の斬激を受け止めた

両者一歩も譲らない
見てるだけでハラハラする。自分もあの場で戦いたいと思う
「そうだ・・・」
忘れていた。この戦場での感覚、未知の強者と戦うことの楽しさ、そしてそいつ等を倒したときの喜び・・・

やっと還ってきたと実感できた。この死が隣り合わせの世界へ、毎日が戦いの日々、力が全てのこの世界へ還ってきたのだと
命をかけて戦う、そんな日々を心の奥底でずっと求めていたのかもしれない

「・・・一応名前を訊いとこうか」
両方が止る
「・・・黒崎一護・・・」
名乗っていいのか?

「・・・一護か、いい名前じゃねえか」
「・・・そうか?名前褒められたのは初めてだぜ」
そりゃ発音間違えりゃあ「苺」になるもんな

「あァ、名前に一のつく奴ァ才能溢れる男前と相場は決まってんだ」
嘘つくな
「十一番隊第三席副官補佐、斑目一角だ!一の字同士仲良くやろうぜ!」
「やだね!」
そうそう、こういうのは断っておくもんだ

二人の間合いは結構離れている
一護は大丈夫だと思ったのか目に垂れてきた血を手で拭いた
「・・・解せねェな・・・これだけ間合いがあるとはいえ対峙の最中に刀から片手を放すなんざ素人のするこったぜ」
んなこと一護が知ってるわけない

「う・・・うるせえな!血が眼に入ってちゃ見えねえだろ!だから拭いただけじゃねえか!」
ダメだよ、それじゃ
「額の傷は浅くてもハデに血が出る・・・」
そう言うと柄の下の部分をはずした
「血止めをしねえなら拭く意味はねえよ」

出てきたのは血止め薬、一角はそれを額の傷に塗った
「あ!血止めの薬かよ!きったねえ!自分だけ!!」
「き!?汚くねえよ!知恵だろ知恵!!「さすが場数踏んでんなあ」って感心するところだ今のは!!」
誰がするか

「へっ・・・つくづく妙なヤローだ・・・振る舞いはまるで素人、とてもじゃねえが戦士にゃ見えねえ」
当たり前だろ。現役高校生だ
「だが反応は上等!打ち込みは激烈!体捌きに至っては・・・この俺に近いと言ってやってもいい!」
「あ?」

ああ言われるとムカッとくるんだよな・・・一護
「そう怖い顔するなよ、褒めてんだぜ。ただの戦い好きの素人の、「本能」で片付けるにゃ出来過ぎだってな」
そりゃ二回死際まで行ったのがこんなへなへなじゃ困る
「それはあんたも一緒だ」

一角が俺に向かって言ってくる
「何言ってる、俺は手の一つ出しちゃいない。そんなものわかんねえだろ?」
「俺の眼が狂ってなきゃあんたは普通の旅禍じゃねえ。その霊圧、さっきの身のこなしといい・・・あんた一体何者だ?」
十余年も経つとすぐに忘れられちゃうんだねえ

マスクを取る
「十番隊第三席副官補佐及び隠密機動副総司令、先代六番隊副隊長及び隠密機動総司令・・・だ」
どうも紹介って長くなるな・・・
「なっ・・・あんた・・・本当にあのか!?いつ還って来た!?」
どんだけ驚いてんだよ

「わかるだろ?さっきこいつらと侵入した」
「・・・何であんた見てえな死神が旅禍と一緒に・・・このことがばれたら確実に処分されるぞ?何のために・・・?」
そんなに以外かな
「処分されることより大事なことだ。ここでやらなきゃ一生後悔する・・・大事な物を失いたくないから一護達といるそれだけだ」

ルキアは俺の大切な仲間だ。俺がどうなろうとルキアを失いたくない
「・・・そうか・・・俺にはどんなもんかはわかんねえが今、俺の相手は一護だ」
意外とビックリしないんだ
「わかってるよ、でも一護がやられるようだったら俺がお前をやる」

やられるわけないんだけどね
「・・・話を戻すぜ・・・師は誰だ一護」
あいつの師は・・・浦原さん?
「・・・十日ほど教わっただけだから・・・師と呼べるかはわかんねえけど・・・戦いを教えてくれた人なら居る」

「誰だ。まさかじゃねえよな」
「俺は教えることはない。教わる事だって俺の師匠にだけだ」
夜一様以外に教わる気なんてこれっぽっちもないし、教わったことを他の人に教えるなんてこと・・・俺はしない
「そうだろうな・・・誰だ」

「浦原喜助」
俺らにはずいぶんと聞きなれた名前、でもこいつには違う
「・・・そうか・・・あの人が師か・・・それじゃあ・・・手ェ抜いて殺すのは失礼ってもんだ」
そう言うと鞘と刀をくっつけた
「延びろ!!鬼灯丸!!!」

言葉と共に斬魄刀が延びる、変形したその形は・・・槍のような物
「驚いてる暇ぁねえぞ一護!!いくぜ!!」
そう言った途端にこっちに向かって飛び掛ってきた
「見誤まんなよ!!」

「誰が!!」
あたりはしない・・・でも一護はわかってない
「う」
そのあとも何とかかわせている

「へ!槍の間合いが長いってことぐらいわかってるぜ!誰が見誤まるかよ!」
「違うぜ」
「何?」
・・・一角がわざわざ言うんだ、なにかあると考える方が普通だ
そしてこいつの斬魄刀は・・・

「裂けろ鬼灯丸!!!」
一護が刀で防いだ一角の斬魄刀が折れた・・・いや、曲がった
曲がった槍の先の刃が一護の腕を切り裂く
「見誤るなってのはこういうことさ。鬼灯丸は槍じゃねえ、「三節棍」なんだよ」

槍なら普通は刃を相手に向けながら突く
それをわざわざ相手を傷つけられないほうで突くのは・・・相手の隙をつくためだったんだ
「いてえか・・・その手じゃもうロクに剣も握れねえだろ。俺は心優しい男だ、普段ならここで生かして捕らえるところだが・・・悪いな。てめーらは殺さないと手柄にならんらしい」
俺もやる気か

、お前も旅禍だ。こいつ助けてやってもいいんだぜ?あんたが助けねえとこいつはもう戦えねえ。俺が勝てる保障は無くなっちまうがな」
アホか
「バカ言ってんじゃないよ。俺は確かに旅禍だ、助けるにこしたことはないが・・・一護は諦めてないぜ?」
「よし!」

一護は斬魄刀の巻き布で手と斬魄刀を固定していた
「あァ?何して・・・」
腕を動かせば刀も動く・・・そのまま一角に斬りかかった
威力は十分、建物が吹っ飛んだ

「・・・な・・・・・・」
傷を負っているのにそれに反した攻撃力、戦闘に慣れているものでも大半が驚く
「もう終わったみたいな口きくなよ。俺の剣をまだ見せてねえ。こっからだぜ一角、今度はあんたが剣を握れなくなる番だ」
「・・・上等な口をきくじゃねえか・・・餓鬼が」

そりゃ喧嘩上等って奴だもん、これぐらいならまだ安い挑発だよ
「・・・クク・・・継は俺が剣を握れなくなる番だってか・・・上等な口をきくじゃねえか、一護・・・その自身はどっからきやがる」
また一角が飛び掛る
すかさず一護が避けるが・・・まだついていけてない

「遅え!!」
今度は手で避ける、そのまま反撃に入る
「はっ」
今度は大きくはじかれた
「どうしたよ?威勢のいいのは口だけか?鬼灯丸の攻撃は変幻自在だ。素人のてめえにゃついてこれねえだろ」

いや、手で避けられるまでになったということは攻撃が読めてきたということ・・・スピードも上がり始めている
「・・・そうでもないぜ・・・こっちはあんたの攻撃に・・・ようやく目が慣れてきたとこだ」
一護の手の中から出てきたのは鬼灯丸の一部
成長している。このたった一つの戦いで数段上の相手に追いつけるまで・・・急成長してるんだ

今度は一護が飛び掛る
「もう一度言うぜ一角・・・次に剣を握れなくなるのはあんただ」
一護の刃が一角の斬魄刀を貫いた
その勢いは止らず地面に刀を叩きつけ砂埃と共に血が飛び散った

「はあっ・・・はあっ・・・ぐ・・・くそッ」
悠然と立つ一護と深手を負った一角
勝負はついた。一護の時はまだ可能性があった、でも今は・・・力も何もかもが一角を上まっている。一角に可能性はない
「へっ・・・どうした・・・もう終わりかよ・・・?残念だったなァ・・・俺はまだ・・・剣を握れるぜ・・・!!」

また剣を振り上げる
諦めないのはお互い様か
「俺に剣を握らせたくなけりゃ・・・この腕を落とす他に方法はねえぞ!」
・・・これ以上やると一角が死んじまう

「やめろ・・・一角、お前に一護は倒せない」
勝負がついてるのに・・・これ以上斬りつけたって意味はない
「・・・そうだ、剣を引けよ」
「断るぜ」

「引けってんだ!!勝負はついてる!判ってんだろ!あんたの負けだ!!」
「何の寝言だ?こいつは戦いだぜ。勝負を決めるのは生き死にだけだ。更木隊三席斑目一角、ここで退いて永らえるほど・・・腑抜けに生まれた覚えはねえ!!」
戦闘部隊特有のこの性格・・・何とかしてほしいもんだよ

「遅せえっ!!!」
そう叫んだ一護は飛び掛った一角の斬魄刀ごと腕を切り裂いた
「くそ・・・強えなあ・・・てめえ・・・・・・」
その場に手をつく

この出血・・・倒れない方がおかしい
「・・・ちっ・・・ツイてねえや」
そうはき捨てると一角はその場に倒れた
このままでは・・・いずれ息絶える

死ぬのを望んでるらしいが・・・死なせるわけにはいかねえ
誰も・・・殺さないって決めたんだから
誰も死なせちゃいけないって・・・死ぬ方がいい人なんていないって分かったんだから


あとがき
今回の感想  無理やり終わらせた感じが10%増量って感じ
なにはともあれ一角戦終了!
とりあえずここまで読んでくださりありがとうございました!!!
2006.3.29 煉城瞳
/〜BLEACH!!〜/