〜BLEACH!!〜
第十三話

「あ、見えました!あの二人です師匠」
商店のすぐ近くの道に二人はいた
「そうか・・・」
二人とも普段着に着替えていたからちゃんと家に帰った後みたいだ

「織姫ー!!チャドー!!」
呼んでみるとすぐ振り返って
ちゃんだ!おーい!」
って返事が返ってきた

「どうしたのちゃん、何かあったの?」
「いやね・・・師匠、よろしくお願いします」
後ろから師匠が出てきた

「まず二人には問わねばなるまい・・・お主等は我らと共にソウルソサエティに行く気があるか?」
二人とも顔を見合わせている(そりゃ黒猫に突然そんな事言われたら考え込むよな)
「・・・あの・・・話の意味がよく・・・」
「・・・師匠、そんな単刀直入に言っちゃダメだって言いませんでしたか?」

「時間がないから簡単に言ったまでだ。、説明せい」
「・・・あのね、ルキアの事は一護から聞いたと思うんだけど・・・聞いた?」
「うん、茶渡くんにはあたしから話したよ」

「なら話が早い、俺と一護はルキアを助けに行く、お前らはどうする?力が目覚めただけだし行かなくてもいいんだけど」
「それならもう決まってまーす!私はもちろん行きます」
「俺も行く・・・一護も行くのなら」

「だそうです、この者達には十分の行く気があります」
分かってたけどね
「その様だな。ではお主等にはレッスンを受けて貰おう」
「レッスン・・・ですか?」
「そうだ、ソウルソサエティに行くというなら受けて貰わねばならん、やれるか?わしの授業はちと厳しいぞ」

「厳しいつってもただ力を操れるようになるってだけだから厳しいかは君らの力によるんだけどね」
「これ!余計なことを言うでないわ!」
「へ〜い」

「あ、それならもう一人誘いたい人がいるんですけど・・・ダメですか?」
控えめに織姫が言ってきた
「誰それ?」
「・・・石田くん」
「は!?何で石田?」

「石田君だって朽木さんを守るために戦ったんなら助けに行く気はあると思うんだ。だから・・・」
そういやあいつ昨日、あの場に居たんだっけな・・・忘れてた
「いかがいたしますか?俺としては聞いてみるだけ損はないと思うのですが・・・」
「そうじゃの。いったんその者のところへ行ってみるか、ついて来い」
そのまま街中を歩き出した


「着いたぞ、ここの上じゃ」
絶対街中にはないような森に着いた
「しっかし・・・よくこんな所に来たもんだな石田も」
「よおーし!行こうちゃん!茶渡くん!夜一さん!」

誰も何も言わずに織姫の後についていく
草むらをかきわけた先にはちゃんと石田がいた
「あ――いたいた――!!うおーい、石田くーん!!」

「・・・い・・・井上さん・・・!?・・・と茶渡・・・くんとさん・・・?」
「まったく、こんなとこで修行なんかしようとするから来るの大変じゃんか!」
「ところで・・・君等は一体何の用でこんなところへ・・・?」
「えっとねえ・・・」


「・・・レッスン?」
石田しかめっ面で俺らに聞く
「そう!ソウルソサエティに行くにはレッスンを受けろって言われて、どうせやるなら石田君も誘おうと思って!」
「そうか・・・君たちの霊力が最近高まっていたことには気付いてたけど・・・まさかそんな形で話が進んでいたなんて」

進んでいるも何もしらねえのはお前だけなんだけど・・・
「・・・でも師は?一体誰の指導を受けるんだい?」
「・・・ム・・・」
「何言ってんだよ石田」
「実はその人、もうさっきから石田君の隣にいるんだよね・・・」

「まさか!?隣にいるのはさんだけのはず・・・そこまで完璧に気配を消せる人間が・・・」
絶対師匠のこと見たら驚くなこいつ
「わしじゃ」
「うわあっ!!?」
ほれみろ

「な・・・ななななな何だ一体!?何なんだよこいつはー!?」
驚きすぎだ
「・・・何って言われても・・・」
「「猫?」」
「見りゃわかるよそんなことは!!僕が言ってるのはどうして猫が喋ってるかってこと・・・」

「コラ石田!!夜一様に向かって何言ってんだてめーは!!」

「へ?あ、失礼しました。夜一師匠」
「分かればよい」

「い・・・いや失礼、僕としたことが取り乱してしまって・・・見苦しいところを見せたね・・・」
「まったくじゃ。猫が喋ったくらいで情けないぞ小僧」
「喋るなあ!!」
こいつ本当に頭いいのかわかんねえな
「石田!!また師匠に!!」

「順応性の低い奴よ。少しはあの小娘を見習ったらどうじゃ?話の本題はそこではなかろう」
「あ、そうだった」
「そうだよ石田君!猫が喋ることくらいたいした事じゃないじゃない!」
いや、十分こっちの世界の奴らはビックリすると思うけど

「石田君だって朽木さん助けに行くつもりなんでしょ!?だったら一緒に夜一さんのレッスン受けようよ!!」
たぶんこいつ受ける気ねえな
「・・・せっかくだけど・・・僕は遠慮させてもらう」
ほら

「何で!?夜一さんすごいんだよ!?ここに来れたのだって夜一さんがガイドしてくれたからで・・・」
「・・・そういう問題じゃないんだ。悪いけど」
「どーせなんか見られたくないような修行なんだろ?」

「ああ、ただその“ヨルイチさん”の力を信用していないとかじゃない、現にさんの師匠らしいからね」
「じゃあ修行内容は聞かないからなんでやらないのか教えてよ」
行くかどうかはきいとかなきゃなんないし

「僕はただ・・・一人でやりたいだけだ、それに・・・僕は元々朽木さんと助けに行く気なんて無いよ」
これたぶん半分かっこつけが入ってるな
「僕はただあの死神たちに負けた自分が許せないから修行する。それだけだよ、朽木さんなんて知らないな」

「・・・行きましょう師匠。織姫たちも行こう、時間が惜しい」
「そうじゃの」
「夜一さん・・・ちゃん・・・」
「聞いた通りじゃ、その小僧にソウルソサエティに行く意志は無い。ならば我々もここにはもう用は無い筈じゃ」

「そん・・・」
「そんなじゃない。織姫がここで石田を待つために時間がなくなったらソウルソサエティに行くことができなくなるんだ」
「行こう・・・井上、これ以上は無駄だ」
「石田くん・・・また・・・気が変わったらいつでも言ってね・・・・・・待ってるから」
そのままその場を走り去った

いろんな思いが交差する
一つの同じ目的を胸に始まった・・・それが俺たちの夏
道が違えとたどり着く場所は同じ、ソウルソサエティ
俺の故郷が敵となる。そんな思いを胸に俺は進むなぜならそれが俺の運命だから


あとがき
あー!!なんかどんどんへたくそにー!!
つーか二行あけて長さをごまかしてるっぽいです(暴露)
話し考えてるうちにどんどん思考が変わってきて・・・5回ぐらい全部消したからおかしくなりました
とりあえずここまで読んでくださってありがとうございました!
2006.2.4 煉城瞳
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